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J-CTECコラム

電気工事施工管理技士とは(仕事内容、資格)

照明設備工事、変電設備工事、発電設備工事、送配電線工事、構内電気設備工事、非常用電源設備工事、電車線工事…電気なしに現代社会の生活、企業の活動はありえず、電気に関する工事は、今日もあらゆる場所で行われています。そうした工事は、「工程管理」「予算管理」「安全管理」「品質管理」「環境管理」の5大施工管理を担う現場監督の管理監督のもと、着実かつ安全に遂行されています。

電気工事施工管理技士は、そうした電気工事の施工管理実務において、経験と知識を持つスペシャリストであることを示す国家資格です。

電気工事施工管理とは、どういう仕事なのか

電気工事施工管理の役割は工事全体の管理監督であり、工事の作業そのものを行うわけでありません。業務としては、工事計画に基づく施工図面の作成、工事日程の調整、人員の手配、現場への巡回により品質や安全の管理があげられます。また、ビルやマンションなどの電気設備の点検や空調・換気設備の管理も業務の範疇にあります。

仕事のやりがいは、さまざまな施設・建物で安全・確実に電気を使えるようにし、人々の生活、ひいては社会そのものを支える仕事ができるということ。一般の人々が普段の生活の中で目にするところに関わるわけでないので、ともすれば地味な印象があるかもしれませんが、経験するほど専門性が高まり、誇りを持って取り組める魅力のある仕事です。

電気工事施工管理技士とは、どういう資格なのか

電気工事の作業をするには、基本的に専門的な資格が必要になりますが、電気工事の管理監督を行う電気工事施工管理の仕事自体は、資格がなくても始められます。しかしそれだけでは、その業務において十分な経験を積み、専門性を持っていることが客観的に判断できません。そのため、国土交通省の管轄において行われているのが「電気工事施工管理技士」国家試験となります。

この資格には2級と1級の2種類があり、合格により、2級では建設業法に規程による「一般建設業の営業所毎に置く専任技術者」「現場毎に置く主任技術者」として働くことができます。1級の場合は、それに加え「特定建設業の営業所ごとに置く専任技術者」であるとともに、建設業法の規定によって、発注者から直接工事を請け負い、下請金額が4000万円(建築一式工事の場合は6000万円)以上となる現場に配置しなければならない技術者である「監理技術者」となる資格が得られます。特に公共工事を行う建設会社は、必ず自社に監理技術者を置かなくてはなりません。

当然、1級のほうが大きな現場を担当できることになり、合格を同時に得られる称号によって、より責任あるポジションに就くことも考えられます。「有資格者の存在=建設会社の強み」となりますので、資格の取得は就職・転職市場における自らの価値を高めることにもつながります。これから電気工事の分野でキャリアアップを考える方には、ぜひ挑戦してほしい資格だと言えそうです。

資格の取得による年収への影響は?

電気工事施工管理技士資格の取得は、単に「できること」を広げるだけでなく、現状からの年収アップにもつながります。一般に1級電気工事施工管理技士保有者の平均年収は500万円~700万円、2級でも400万円~600万円と、建設業界の各職種の中でも比較的高い水準にあると言えます。

年収の金額はおおむね経験年数の違いによっており、経験を重ねるほど高い年収につながる、長く続ける価値のある仕事だと言えそうです。また、建設業界の人手不足により、各種求人サイトでは高待遇の求人が増えており、「2級でも」年収1000万円を超える求人が見られます。転職により待遇を改善したい方、大手ゼネコンへの中途入社を狙う方なら、資格の取得は大きな強みになると言えます。

ほかの資格との掛け合わせで、さらに市場価値を上げる!

例えば電気工事施工管理技士の資格を持っている方が電気工事技士の資格を所有していれば、管理監督業務と実務の両方ができることなり、「実務のことがよく分かっている施工管理」として会社内の評価が高まり、現場でも絶大な信頼を得られることになります。それだけの能力があれば、建設会社の電気工事部門を務めることはもちろん、自ら電気工事会社を立ち上げることだって可能になるのです。

建設業界において資格を取得することはそれだけ価値のあることであり、挑戦しないのはもったいないことだとすら言えそうです。


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