日本建設技術教育センター日本建設技術教育センター

建設・建築・設計・工事・施工・工事監理のプロを育成するJ-CTEC

0120-556-953 受付時間:午前9時~午後6時(土日祝日・年末年始を除く)

J-CTECコラム

現場監督(施工管理)の仕事をいち早く身につける方法、コツは?

建設現場のリーダーであるとともに、工事計画の策定から関わり工事の着実な進行を司る施工管理を行う現場監督は、建設業界に欠くことのできない存在であり、それだけにやりがいも大きな仕事です。では、その仕事をいち早く身に付ける方法、コツとはどのようなものでしょうか?

未経験から業界に飛び込む!

東京オリンピック・パラリンピックに向けた工事に代表されるように、建設業界では工事ラッシュが続いており、各分野で人手不足の状態にあります。業界各社では規模の大小を問わず中途採用に力を入れており、そのなかでは未経験から現場監督の仕事に挑戦できる求人が増えています。

「経験や知識がないから…」とあきらめる必要は全くありません。「建築業界の仕事に携わり、社会貢献度の高い仕事がしたい」「人々の安心・安全な生活を支える仕事がしたい」「生まれ育った地元など、地域社会に貢献できる仕事がしたい」―そんな気持ちがあれば、建設業界に挑戦できる、その絶好のチャンスが今なのです!

自分に合う求人を見つける

とはいえ、入れる会社ならどこでもいいわけではありませんよね。ひとくちに現場監督、施工管理と言っても、関わる分野により求められる知識は異なります。例えば、建物の施工管理がしたいのに土木施工管理の求人に応募するというのは、入社後のギャップを生むかもしれないのです。その逆もしかり。チャンスが多い今だからこそ、自分に合った会社を選ぶ。それも効率的に知識・技術を身に付ける近道だと言えます。

会社によって業務範囲が異なる

もう一つ認識しておくべきなのは、会社によって、あるいは企業規模によって同じ職種でも働き方に違いが出ること。例えば大手ゼネコンであれば、職能ごとに組織が体系化されており「現場監督は施工管理だけをやる」といったことが珍しくありませんし、中小規模の設計・施工会社なら「施工管理だけでなく他の職種の仕事も兼ねる」といった働き方もできます。

また、少数精鋭の組織ほど、入社直後から責任ある仕事を任される傾向があると言われています。自分は特定の職種のエキスパートになりたいのか、建設業界の仕事全般に通じたゼネラリストになりたいのか。そんな観点で仕事を選べると、仕事に就いた後の学習の習熟度に違いが出そうです。

教育に力を入れている会社を選ぶ!

日本全国には1万を超える建設関連会社があり、当然、それぞれに人材育成・教育方針があります。なかには昔ながらの「言葉はいらない。現場で学べ!」といったスタイルの会社も珍しくありません。

とはいえ、建設業界、なかでも工事現場はさまざまな専門分野を持つ人材が集い、独特な専門用語が飛び交う世界です。何も知らない新人が足を踏み入れて、イチからすべてを理解できるほど甘くはないかもしれません。建設業界で長く働き、キャリアアップしていきたいという志向をお持ちの方ほど、できることなら、社員教育や育成に力を入れている会社を選びたいものです。最近はホームページで教育に関する情報発信を積極的に行っている企業が増えていますし、分からないことや気になることがあれば、応募の際や面接時に思い切って質問をしているのもいいでしょう。

就職や転職では会社の規模や安定性、給与といった情報に気を取られがちですが、社員教育が充実した会社ほど、働く従業員の満足度が高いという傾向もあります。

「資格取得」を目標に据える

分野ごと、職種ごとにさまざまな専門知識・技術が求められる建設業界では、資格を取得することが能力・スキルの証明になります。会社によっては、特定の資格の取得をキャリアアップや昇給の条件にしているところもあります。仕事を始めた直後は覚えることが多くて精一杯かもしれませんが、資格取得を目標に据えることで、目的が明確になり、毎日の仕事から学ぶべき事柄を明確に引き出せるようになります。

同じ会社で働く先輩の中には未経験から資格を取得し、ステップアップしている方もいるでしょう。そうした「お手本」を見つけたら、勉強方法やコツなど、思い切って質問攻めにしてみるのもおススメです。その熱心さが上司に伝わり、評価がよくなる…なんてこともあるかもしれませんよ!

CADオペレーターの年収はどれくらい?

CADオペレーターは、20代~30代の若手がボリュームゾーンを占めており、平均年収は職場や職種により異なりますが、だいたい300万~400万円と言われています。勤続・経験年数が長いほど収入が高くなる傾向があり、年収500~600万円台の方も珍しくありません。しっかりと実務経験を重ね、建築士や設計士からのオーダーを確実にこなし、人よりも速いペースで図面を仕上げられる。そうした方なら、より高い収入を得ることができそうです。

建設業界専門の社会人向け教育機関もあります

学校のような場所でしっかり学びたいという方には、スクール等の受講もおススメ。建設業界内での社員教育に関するニーズを受け、若手向けに現場監督や施工管理の仕事全般の導入~実務研修を行う企業もあります。

現場監督の仕事には、学ぶべき事柄がたくさんあり、その学習方法もさまざまです。意欲を充実したキャリアへと発展させられるよう、ぜひ自分に合った学習法を見つけてください!


よく読まれている記事

  • 土木の資格一覧(種類、難易度、試験内容)
  • 電気系資格一覧(種類、難易度、試験内容)
  • 施工管理技士の資格一覧(種類、難易度、試験内容)
  • 建築設備・管工事関係の資格一覧(種類、難易度、試験内容)
  • フルハーネスの義務化について